アルトネリコ２　世界に響く少女たちの創造詩

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ソフト紹介
ソフト名：アルトネリコ２　世界に響く少女たちの創造詩
プラットフォーム：ＰＳ２
プレイ人数：１人
ジャンル：ムスメ調合ＲＰＧ
対象年齢：ＣＥＲＯ　Ｂ
製作：バンプレスト


まあ、前作も買ったし買ってみようかなという事で買いました。
自分的な前評判は微妙でしたが、実際は・・・。
それにしてもこのゲーム、広告段階から既にキワモノの気がするが・・・。


恐らくこの調子だと３作目も出るんでしょうね。
かなり売れ行きもいいようですし。
グラフィックは前作に比べてかなりよくなっています。
ダンジョンが擬似３Ｄマップに完全に切り替わっていますが、前作よりいいし。
もっとも、その所為で隠れた場所にある宝箱等が今作は無いんですが。
後、一枚絵とかは前作より際どい物が増えた。
特に、レーヴァテイルコスチュームが代表例でドＳモノとかドＭモノとか出ててなんでＣＥＲＯ　Ｂなのか
まったく理解できません。まあ、バスタオルは前作にもあったが・・・。
音楽のほうは売りにしてるだけあって５点です。
ただ、今作のヒュムノスは結構色濃いものが多く、人によるとあまり好きではないかと。
OP「謳う丘〜Harmonics FRELIA〜」ED「EXEC_with.METHOD_METAFALICA/.」は凄くよかったです。
後細かいところで言えば、「聆紗の子守唄」とかもよかったです。
戦闘中で言えば「METHOD_REPLEKIA/.」、「EXEC_DESPEDIA/.」がかっこよかった。
しかし、今回はダウンロードイベントが少ないからか「EXEC_SOL=FAGE/.」とか単発のメタファリカは
全くヒュムノスとして冴えていませんでした。
それに「EXEC_HAIBANATION/.」は１ループ１４分で無駄に長い。
ＢＧＭは前作とギャップがありすぎて最初は聞き慣れなかったけど、慣れると結構よかったです。
同じ場所でもルートによってＢＧＭが変わったり結構趣向が凝らされているかと。
ストーリーは５点を付けるか４点を付けるか迷いましたが、４点にしました。
客観的にストーリーを見ると即５点を付けたくなるのですが、細かく見ていくとそうもいかない。
まず１つ速攻であげるとしたらPHASE2の魔大陸。
もうめんどくさいったらありゃしない。
ストーリー的にはインフェルスフィアをユーザーにすんなり入れさせる工夫なんでしょうが、
ミニゲームを何個もしていくのは本当にめんどくさい。
しかも、ヒロイン抜けすぎなんですよ。
後、「愛漸友牙」でトークマターを拾わなければPHASE3中盤までレベル５のダイブできないあたりとか
めんどくさくてしょうがない。
その他あげるとすれば、PHASE1中盤か。
ソル・マルタも行ったり戻ったり距離がくそ長くてだるい。
コスモスフィアも多少めんどくさいとこもあったりする。
まあ、それ以外は基本的にいいストーリーでした。
聆紗死ぬイベントとかかなり感動的でしたし。
しかし、百歩譲ってさっき挙げた欠点に目を瞑っても許容できないことが一つあります。
インフェルスフィアで恋愛要素をあれだけ熱烈に語っておきながら、エンディングが微妙すぎ。
ジャクリエンドならわかるが、ルカもクローシェも微妙とは・・・。
つか、場合によっては前作の方がエンディングに関してはずっと上なんじゃ・・・。
個人的にはせめてジャクリエンドの最後、ソル・シエール描写がほしかった。
それにしても、今作はヒロイン３人が知ってる声優なんて事もあって違和感あったり無かったり。
クローシェの声＝真紅の声。これはまあ、イメージどおり。
しかし、ジャクリルート最後のトゥルーリーワース姉妹のその後の時のクローシェは
イメージガタ崩れだったりする。
ルカ役の小清水亜美はあまり知らないですけど、ジャクリの宮崎羽衣は違和感ありすぎな感がします。
何しろ、ショコラのすずと声優同じですからね・・・。
コスモスフィアレベル８で、いくらジャクリ＝ミュールって言ってももう少しマシなアフレコできたでしょみたいな。
今作は仲間との馴れ合いが最初から無くて、徐々にパーティー間の仲が良くなる様に組んでいたのは良かったと思います。
それに、エンディング内容もベタでしたがすんなりと行かないあたり良かったかと。
システムは良い所と悪い所の差が目立っているかと思われます。

まず良い点を挙げると
・合体魔法は中々の発想である。
・魔法グラフィックが前作より遥かに派手。
・アニメーションが増えた。インフェル＝ピラ再構築アニメとか結構リアル。
・前作に比べ、処理落ちが少なくメニュー開けるのもスムーズ。
・レプレキアは普通にかっこいい。
・セーブ＆ロードが全体的に速くなり、おまけも随時追加型に切り替わった。
・キャラ必殺技がグラフィック、スケール共に凄くなってる。
・前作要素もある程度含んでいる。
・戦闘システムの独特性はおもしろい

次に悪い点は
・エンジェル系の敵やボスの多段連続攻撃時に処理落ちして、ガードが異常にしにくい。
・ルカルートは冷遇されすぎ。
・デュアリスノ結晶やムスメパワードシステムは前作に比べて戦闘における自由度が下がった。
・前項につながるが、敵がその関係で弱くなった。
・前衛レベルが６０を超えると、ラキ以外に戦って面白い敵がいない。
・コスチュームの性能の差が激しすぎる。
・難易度がEASYとNORMALしかない。

まあこんなものですかね。
結構楽しめたり楽しめなかったり。微妙ですね・・・。
今回は隠しアイテムとか無いのでやりこみ要素がかなり少なくなりました。
最強武器のグレイトゴッチャも意外と作れますし。
やりこみ要素も減ったので持続性はほとんど無し。
基本的に３ルート一回きりで終了って感じです。

今作は前作に比べて改良されたり悪くなった点がかなりあったように思われます。
恐らく出るであろう３作目の「ティリアの塔」を舞台にしたストーリーがどうなるか
結構今の段階から気になるものです。
基本的に面白いからこのゲームは結構お勧めできます。



2007/11/16編集